法人について

あいさつ

これからの福祉職員の専門性を考える

きらくえんでは福祉職員に求められる5つの条件として次のようなことを掲げています。

人権感覚

福祉職は人権を守る仕事であり、人権の担い手です。人権感覚に優れていることが重要な第1の条件です。

科学的な歴史認識、社会認識

次には、科学的な歴史認識や社会認識をきちんと持っていることです。
高齢者の生きてきた時代を知り、高齢者を取り巻く社会のありようや制度・政策を偏らないきちんとした
科学的な学習により理解をしておかないと仕事の意味をつかめないのではないでしょうか。

優しさ

そしてヒューマンで優しい職員。相手の身になって考え、共感できる資質をもっていることが大事です。

ソーシャル・アクション

ソーシャル・アクションができる人。医療、福祉、教育などは人が人に関わる仕事であり、これらの分野は全国民
の生活に深く関わっている分野です。ですから、そこで起きている矛盾は、その分野の現場に身を置く職員が明ら
かにしないと一般の国民にはなかなか分かりません。
全国民的に重要であるからこそ、そこで起こっていることをきちんと伝えていく責務があると思います。
読んだり書いたり話したりすることによって多くの人に知らせていく。そして矛盾を解決し、より良い方向へ前進
するためにまず身近な人たちと連帯していく。
そのようなソーシャル・アクションができることも、私は専門性の1つだと思っています。

 

チーム労働

そしてチーム労働の中で成長できる人になってほしいと思います。
自分ひとりの力というのは、どんなに優れた人でも限界があります。
やはりチームのみんなで考える。人の幸せを作りだしていくということは生半可にはできません。
チーム労働が絶対に必要です。また、1人でも良くない職員が交じっていると、その職員に介護を受ける利用者はと
ても不幸です。
良いチームをつくりあげ、キープすることの重要性を常に意識してほしいと思います。
キーワードとしましては、人権感覚と総合的な人間力を持っていることに集約されると思います。