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きらくえんについてAbout us

きらくえんについて

理事長あいさつ

きらくえん創設時から変わらず引き継がれてきたもの。それが法人理念に掲げるノーマライゼーションです。

この理念は、たとえ障がいがあろうとも、誰もが一人の人間として自分らしく「普通の生活」を営む権利を守るためのものであり、いつの時代にあっても、ひとが生きていくうえで欠かせない普遍的な考えです。

きらくえんにおける私たちの役割は単に介護を提供することではありません。
介護を必要とし、認知症になっても、できる限り住み慣れた自宅や地域で暮らし続けられるように支援すること、そして在宅生活が困難になり、施設に移った場合にも、「終の棲家」として最期までその方の意思を尊重し、自分の暮らし方・生き方を選択できるように支援することが私たちの使命だと考えています。

日本では少子・超高齢化が進み、高齢者施設には、入居者のケアに留まらず、地域住民の居場所づくりや交流促進、地域防災など、福祉課題の解決にとりくむ役割が求められています。

社会情勢がどのように変わろうとも、職員一人ひとりが正しい高齢者観と人権感覚をもち、豊かな介護の文化を創る担い手として、専門性と人間力を磨き続けることが、きらくえんの歴史と価値を継承していくことに他なりません。

これからも唯一無二の実践を積み重ね、ノーマライゼーションの実現を目指していきます。

理事長 土谷 千津子

きらくえんの目指すもの

きらくえんは、1982年12月に法人認可を受け、翌年4月に最初の特別養護老人ホーム喜楽苑を開設して以来、兵庫県内5か所で高齢者福祉事業を展開してきました。当初は特養ホームの職員25名でスタートしましたが、ノーマライゼーション理念の実践を広げ、今やその価値観を共にする職員数は750名ほどになりました。私たちの理念を具体化する運営方針は「人権を守る」と「民主的運営」です。高齢者の人権だけではなく、職員の人権も守ります。また、社会福祉法人は公益的な法人であるため、地域の社会資源として地域に根差し、地域に開かれた「民主的運営」を実践しています。これからも、理念の具体化をさらに進め、安定した経営に努めていきます。また、「命」「暮らし」「地域」さらには「世代」「文化・芸術」「自然と歴史」をつなぐ存在として歩み続けていきたいと思っています。

きらくえんのノーマライゼーション理念は、地域のすべての人を対象とし、「地域の中で、一人の生活者としての暮らしを築く」ための具現化を目指しています。施設で暮らす高齢者の暮らしの環境をより良くすることはもちろん、在宅で暮らす高齢者の支援にも力を入れています。また、見守りサービスや、地域の人たちが集うカフェやギャラリーを運営する「地域交流事業」などの公益事業を実施し、地域に必要とされる社会福祉法人を目指しています。

2020年、神戸市須磨区にあるKOBE須磨きらくえんの敷地内に、子どもから大人までさまざまな世代の人が集う「ノーマライゼーションビレッジ」が誕生しました。

ノーマライゼーションビレッジ

特別養護老人ホーム《KOBE須磨きらくえん》、リハビリ特化型デイサービス《げんき・須磨》、サービス付き高齢者向け住宅《フィーカ須磨の丘》、レストラン《レストランFika》、障がい者の就労支援といった事業を運営しています。また、敷地内にある外部の医療機関や訪問看護事業所、認可保育園、洋菓子店などと連携し、より充実した多世代共生の場づくりを目指しています。

きらくえんが職員に求める5つのこと

きらくえんでは福祉職員に求められる5つの条件を掲げています。

人権感覚
福祉職は人権を守る仕事であり、人権の担い手です。人権感覚に優れていることが最も重要です。
科学的な歴史認識、社会認識
ヒューマンで優しい職員。相手の身になって考え、共感できる資質をもっていることです。
優しさ
科学的な歴史認識や社会認識をきちんともっていることです。高齢者の生きてきた時代を知り、高齢者を取り巻く社会のありようや制度・政策を偏らず理解することです。
ソーシャル・アクション
医療、福祉、教育などは人が人に関わる仕事であり、これらの分野は私たちの暮らしに深くかかわっている分野です。そこで、起きている矛盾は、現場に身を置く職員が明らかにして、きちんと伝えていく責務があります。矛盾を解決し、より良い方向へ前進するためにまず身近な人たちと連携していく。そのようなソーシャル・アクションができることも、専門性のひとつです。
チームワーク
自分ひとりの力というのは、どんな優れた人でも限界があります。チームワークが絶対に必要です。チームの中で一人ひとりが役割を発揮し、成長していくことが求められます。

数字で見るきらくえん

法人概要

法人名
社会福祉法人 きらくえん
法人所在地
〒660-0807 尼崎市長洲西通2-8-3 
電話番号 06-6488-9287
従たる事務所
〒659-0066 芦屋市大桝町1番8号 
電話番号 0797-99-7575
基本金
6億4,000万円
職員数
722名(2025年1月)
事業活動収入
40億6,921万円(2023年度実績)
事業内容

● 施設・高齢者住宅

  • 特別養護老人ホーム喜楽苑
  • 特別養護老人ホームいくの喜楽苑
  • 特別養護老人ホームあしや喜楽苑
  • 特別養護老人ホームけま喜楽苑
  • 特別養護老人ホームKOBE 須磨きらくえん
  • ケアハウス竹原野
  • ケアハウスエイールあしや
  • グループホーム竹原野
  • グループホームいなの家
  • 生活支援型グループハウスきらくえん倶楽部大桝町
  • サービス付き高齢者向け住宅「フィーカ 陽光町」
  • サービス付き高齢者向け住宅「フィーカ 須磨の丘」

● 在宅サービス

ショートステイ、各種デイサービス、訪問介護、訪問看護、居宅介護支援事業、 配食サービス、介護予防事業、定期巡回・随時対応型訪問介護看護、地域サポート施設

● 委託事業

地域包括支援センター、LSA派遣事業

● 地域交流事業

地域交流スペース、ギャラリー、カフェ、レストラン

沿革

1980年(昭和55年)
4月尼崎市から訪問入浴サービス事業の運営受託
1982年(昭和57年)
12月「尼崎老人福祉会」 法人認可 「きらくえん後援会」設立
1983年(昭和58年)
4月特別養護老人ホーム「喜楽苑」開設
1992年(平成4年)
9月特別養護老人ホーム「いくの喜楽苑」開設
1993年(平成5年)
2月「喜楽苑」ホームヘルパー派遣事業開始
1995年(平成7年)
1月阪神・淡路大震災で開設直前の「あしや喜楽苑」が甚大な被害を受ける
4月被災高齢者・障害者の「ケア付き仮設住宅」の提案と運営
1997年(平成9年)
1月特別養護老人ホーム「あしや喜楽苑」開設
1998年(平成10年)
4月復興公営住宅(シルバーハウジング含) LSA派遣事業開始
1999年(平成11年)
12月あしや喜楽苑訪問看護ステーション「ハーブ」開始
2000年(平成12年)
3月「喜楽苑」北館の増築
4月ケアハウス「竹原野」開設
12月生活支援型グループハウス「きらくえん倶楽部大桝町」開設
2001年(平成13年)
4月特別養護老人ホーム「けま喜楽苑」開設
認知症対応型グループホーム「いなの家」開設
2005年(平成17年)
4月認知症対応型グループホーム「竹原野」開設
2006年(平成18年)
3月小規模多機能型居宅介護「たまき喜楽苑」開設
4月尼崎市「小田南地域包括支援センター」運営受託
尼崎市「武庫東地域包括支援センター」運営受託
芦屋市「潮見地域包括支援センター」運営受託
2007年(平成19年)
3月小規模多機能型居宅介護「きらくえん倶楽部大桝町」開設
5月法人名称を「社会福祉法人きらくえん」に変更
2008年(平成20年)
11月「社会福祉法人きらくえん」設立25周年の集い
2011年(平成23年)
4月朝来市「生野地域包括支援センター」運営受託
デイサービス「元気・とちはら」開設
2012年(平成24年)
4月特別養護老人ホーム「KOBE須磨きらくえん」開設
10月喜楽苑地域ケアセンター「あんしん24」開設
2013年(平成25年)
3月定期巡回・随時対応型訪問介護看護「あんしん24」開始
6月兵庫県で第一号の「地域サポート施設」に認定
10月三田きらくえん訪問看護ステーション「やまぼうし」開始
2014年(平成26年)
4月三田きらくえん地域ケアセンター開設
2016年(平成28年)
12月(株)ローソンと業務提携
ケアローソン(兵庫県内第1号店)に介護相談窓口を開設
2017年(平成29年)
2月KOBE須磨きらくえん「げんき・須磨」開設
リハビリ特化型デイサービス「げんき・須磨」開始
2019年(令和元年)
9月サービス付高齢者向け住宅(分散型)「フィーカ陽光町」開設
2020年(令和2年)
11月KOBE須磨きらくえん ノーマライゼーション・ビレッジ
サービス付高齢者向け住宅「フィーカ須磨の丘」開設
「レストランFika」開業
2021年(令和3年)
4月KOBE須磨きらくえん 事業所内保育所「さくら園すまきた保育園」開園
11月あしや喜楽苑 個室化・ユニット化 改修工事
2023年(令和5年)
4月いくの喜楽苑・けま喜楽苑 改修工事
10月法人設立40周年記念

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