とりくみ

いくの喜楽苑の開設

特養では日本初の全室準個室化・ユニット化

2つめのいくの喜楽苑は1992年に朝来郡(現在は朝来市)生野町で開設しました。かつて“佐渡の金山、生野の銀山”と言われ賑わった町ですが、1973年に廃鉱となり、過疎化・高齢化が進む人口約4,600人の町です。 建設にあたって、4床室の喜楽苑で悩んでいた感染症の病気がすぐ4人に蔓延することや、深夜に同室の人の発する音や声に睡眠が妨げられることなどから、ハードからも人権を守りたいと思いました。まずできるだけ家庭的な空間をと、居住エリアを3つに分散し、食堂やデイルームもそれぞれのエリアに1つずつ設置した、いわゆるユニット化と全室準個室化に踏み切りました。当時は完全個室化に理解が得られなかったため、2人、4人部屋をやや広くとり、カーテンの部分を木の引き戸で完全に仕切る、そのような準個室化がやっとでした。厚生労働省は、2003年度から新しく開設する特養は個室・ユニット化で建設すると共に、ユニットごとに決まった職員で24時間365日のシフトを組むユニットケアを導入。その制度化に踏み切りましたが、当法人は10年早く原初の形とは言え、個室・ユニット化を実現したと言えます。そして、個室化により自分一人でホッとできる空間を得て、入居者の自立への意欲が高まると共に、認知症の人たちも穏やかに過ごされるようになりました。 職員は、認知症の方々が落ち着き4?5人で廊下を歩きながらいつも歌っている歌が、かつて生野銀山で栄えていた頃の盆踊りの歌であることに気づき、開設1年後に伝承の盆踊りを復活させました。以来、毎年8月の一夜、いくの喜楽苑の庭にかつての町長(町村合併のため現在町長はいない)をはじめ600人余の町民の方々が集い、賑やかに盆踊りを行っています。認知症高齢者の歌から伝承の盆踊り大会が再生したのです。

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