悩みを力に変えて取り組んでほしい。その先にはきっと大きな喜びがあるから。

例えば子どもに熱があったら「早く帰り!」と送り出してくれるんです。

私はこの5月に育児休暇から復帰して、KOBE須磨きらくえんで働いています。

入職して最初に配属されたのが、けま喜楽苑という施設でした。 その頃のけま喜楽苑は妊娠中のスタッフが多く、産休・育休制度をごく自然に利用していました。
当時の社会は産休・育休制度はあるものの、実際はまだまだ体制が整っていない場合が多かったので すが、きらくえんはすでに産休・育休制度を利用する事例が多くありました。
産休に入る前には「いってらっしゃい」「いつから復帰するの?」と、上司もスタッフもみんなで送 り出しサポートをしてくれる、そういった環境が整っていました。

「私も、子どもができてもここで働くんだ」と、自然とそう思っていました。

KOBE須磨きらくえんへ異動になり、しばらくしてから実際に妊娠がわかってからも、その気持ちは変 わりませんでした。
でも、実は当時のKOBE須磨きらくえんには、過去に産休・育休利用者がほとんどいなかったのです。
「辞める」という選択肢がなかった私は、「自分が先例となることで、きっとあとの人たちも気後れす ることなく制度を利用できるだろう」と思い上司に相談したところ、快く受け入れてくださいました。

当時はたまたま先例がなかっただけで、法人として全力で働く女性を応援してくれる

7ヶ月間お休みをいただいて、復帰した現在は時短制度を利用しています。
休職前はフロアリーダーという役職に就いていましたが、仕事と育児の両立を考え、今は一般介護ス タッフとして勤めています。
一人ひとりのライフスタイルに合わせて働き方を選べる、介護スタッフ として働きたいという想いをとても大切にしてくれる、そこがきらくえんの最も良いところのひとつ だと思います。

みんながそれぞれ持っている才能を、高めていけたらいいなって。

私は現在、認知症対応型デイサービスを担当しています。

ご利用者のケアはもちろん、フロアリーダーの経験を活かし、共に働くスタッフの統括を行っています。 介護業界の中でも、認知症の方へのケアは特にデリケートで難しい部分があります。
新人スタッフはもちろん、経験のあるパートさんでも、ときに悩み、不安になることもあるほどです。
そんなときにアドバイスをし、情報共有することも私の仕事です。
ご利用者の症状を、「どうしてそうなるのか」「こういうときはどうすれば良いのか」を理論的に解 説し、経験だけではわからない部分をサポートする。
そしてどうすればもっと気持ちを楽にして働くことができるか、一人ひとりに合わせて提案をする。 難しい仕事だからこそ、私はご利用者だけでなく、スタッフのケアにも力を入れています。それぞれのスキルや才能を伸ばすためにどうするか、スタッフ と共に考え、共に成長していきたいと思っています。
今、就職活動中の方で「自分は介護業界でやっていけるのだろうか」と不安に思われている方もいるか と思います。

経験やスキルを持っているスタッフでも、ときに悩んでしまう仕事です。

でもそれは、人と接するからこそ生まれる素晴らしい悩みであり、 自分を限りなく成長に導いてくれるチャンスなのです。 「今ご利用者は何を考えているのだろう」「どうしてこの行動をしたのだろう」「目の前にいるこの 方は、何を求めているのだろう」。正直、最初はわからないと思います。 ご利用者との関わりをたくさん持ち、経験を積んで、少しずつわかってくるもの。 ときに悩みながら、それでもくじけずに考え続けて、いつか「ああ、そういうことか」って。 それを乗り越えられたとき、この仕事を本当に素晴らしい仕事だと感じるはずです。 それでもつらいとき、きらくえんには話を聞き、支えてくれるスタッフがたくさんいます。 もちろん私も、責任を持って全力でサポートします。 もし、きらくえんに少しでも魅力を感じてもらえたのなら、私も皆さんと一緒に働きたい、そう強く思 っています。