「福祉ゾーン」として整備された、特養、ケアハウス、グループホームの建物が、周囲の山々や田園風景とよくマッチし、落ち着いた佇まいで、地域にすっかり溶け込んでいます。 兵庫県朝来市は、11の限界集落があり、少子高齢化と過疎の課題を抱える山間地域です。この度、栃原という地区にある廃園になった幼児センターの改修工事を行い、介護予防機能を充実させたデイサービスセンターとして、オープンしました。デイサービスセンターの名称を、高齢者のみならず地域が元気になる意もこめて「元気・とちはら」としました。
この地区においては、「ふるさと自立計画」のもと、持続可能なふるさとづくりをめざし、住民主体の地域運営に取り組もうとしています。その一つの地域拠点として、このデイサービスセンターも期待されています。今後、その活用については、地域の方々と連携して取り組んでいく予定です。
また、あらたに地域包括支援センターを受託し、保健・福祉・医療などの様々な相談や支援を行っています。これからも、高齢者の皆さんが住み慣れた地域で安心した生活を続けられるように、既存のサービス事業所も含めて職員一丸となって取り組みたいと思います。
いくの喜楽苑 施設長